知事選挙が終わりました
知事選挙が終わりました。 新聞社の出口調査から、票の流れを推測してみましょう。
上位3人で約200万票で、森田102万、吉田64万、白石35万です。
支持政党が完全に決まっている、あるいはだいたい決まっているという基礎票は、自民で40万前後、民主で40万前後、公明で25万くらいと想定され、そうなると、支持政党特になしという無党派がおよそ100万票集まったという感じです。
(ちなみに、今回は投票率45%、投票率1%で5万票です)
この無党派をどれだけ取るかで、勝負が決まるのですが、通常の国政選挙では、45から50%民主党が取ります。 しかし、毎日の出口調査によると、今回の知事選挙では、森田が45%取り、民主党の吉田は24%。 この時点で、20万票の差です。
今回、自民が森田、白石と、2つの支持に割れたのですが、北西自民議員の支持が多かった森田が結局、知名度の良さも生かして、自民(保守)基礎票の7割以上をおさえ、白石はわずか2割弱と、予想以上に基礎票が森田に集中しました。 無党派と基礎票で森田80万票以上と、この時点で勝負ありです。
しかも、今回、民主の基礎票さえも、3割弱が森田に流れたそうで、これで森田100万票達成です。
白石は、公明の基礎票で8割程度、自民基礎票2割弱、無党派1割強と、完全に公明だけで終わりました。 これは予想を下回るくらい、酷い数字です。 森田の芸能人パワーに、「明るいオバサン」はキャラかぶりで、完全に埋没してしまったんですね。 森田の「明るい」「元気」イメージが強烈なので、完敗でしたね。 勉強になります。
ということで、森田県政が始まります。
官僚天国でしょうね。 森田は悪い人では決してないのですが、組織運営のキャリアがまったくないので、身近にいいスタッフがつかないでしょう。 おそらく「イエスマン」と、「良い人だけど仕事が仕切れない」スタッフが集まるだけです。
ということで、官僚の現状維持と保身の行政運営と、自民の陳情政治という、ごくごく普通の日本型行政になるのは間違いないでしょう。
森田の関心のある分野(大きなイベント、警察、表面的な教育)は、それなりの動きがあると思いますが、医療、介護、本質的な教育問題、弱者支援という、最も大きな転換が求められている部分は、ほとんど進化がないというか、場つなぎの運営で終わるでしょう。 大事な分野で、停滞の4年が始まります。 堂本が頑張った環境関連(=アンチ開発)も、マスコミが取り上げないと、ズルズルともとに戻っていくかもしれません。
これが豊かな時代の民主主義です。 大きな不満がなくて、(体制を疑うという)教養もなければ、投票行動(政治活動)に時間を使うより、自らの幸せや楽しみのために時間を使う方が合理的です。 そうなると、投票基準はイメージです。 しかし、イメージと中身は違うのは、ごくごく想像できることだと思います。
いつまで続くのでしょうか。
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