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当たり前をどれだけ徹底するか、これが進化の源泉

【ユニクロ柳井社長 三連発】 日経ビジネス090601、週刊ダイヤモンド090418、東洋経済081011

3_2 主要経済誌の柳井社長インタビューです。
日経で、柳井社長が成功の要因を説明しています。

「顧客のニーズをとらえて商品化し、生産して、販売するというサイクルがうまくいっている」
このサイクルに対して、ユニクロは圧倒的に真剣に、徹底してやっている」

具体的な話が述べられています。
・売れた商品、売れない商品を分析し、翌週どう売るか、そのために何を準備するか、そのシーズンの販促計画に軌道修正は必要か、次の商品はどう開発するかという仮説を出して、打ち手を実行していく
・同じ商品でも、売れた店舗、売れない店舗があることを分析して、翌週どう売るか、店舗に情報を流す

何がどれだけ売れたのかは、顧客の評価です。 顧客の顕在化したニーズの裏返しです。
まずは、この情報を徹底的に分析し、翌週の販売、今シーズンの生産販売計画の打ち手に直結させていくという、スピーディーな対応だけで、十分に価値があるということだと思います。
確かに、月次、下手をすればシーズン単位の分析はあっても、週次の分析、そしてそれを翌週にすぐに活用するというスピードは、ユニクロだけかもしれません。
GMSではありえませんし、おそらくワールドやオンワードでもないでしょう。 これがユニクロの強さなのかもしれません。

結局、当たり前のことをどこまで徹底するかという、水準の問題。 水準をどんどん上げていくことが経営者の仕事であり、会社の強さにつながる」

そして、ダイヤモンドでは、新しい小売業について述べています。

「わがままで移ろい易い顧客ニーズに対応して品揃えを広げて、単に陳列しているだけの小売業はダメ。本当の顧客ニーズに対応して、(メーカーやパートナーと一緒に)商品を作り出すことが、新しい小売業」
「品物を並べて売れる時代は終わり。 売れるように工夫をしないと売れない」

「ユニクロは、店長や販売員が感じ取った顧客のニーズを、徹底的に吸い上げて製造、販売に役立たせている。 これが顧客ニーズに対応して、需要を創造すること」

商品の開発をメーカーに任せて、単に並べるだけの小売業に差別化要因はなく、顧客のニーズから、売れる商品を小売業が自ら開発して、売れるように販売の工夫をすることが新しい小売業(SPAと呼ばれます)であり、ユニクロの強さということです。

最後は、東洋経済。 そんなユニクロにおけるトップの役割について語ります。

「トップは明確な方針を示すべき」
「社員は、方針を理解して、自分の持ち場・仕事に落とし込んで具体的に実践すべし」
「まずは、トップの方針ありき。 単に、社員に(売上、利益を目指して)頑張れ!は、最悪」

そして、組織が大きくなるにつれ、自主的に動く社員よりも、組織に寄生する社員が増えてくると嘆きます
自分が仕事をしなくても、とりあえず会社は回ると無意識に思ってしまい、それがスピードの遅さ、判断の中途半端さにつながってしまうと分析していて、自営業者のように、「自分が今日動かなければ、売上も利益も計上されない」という現実感を持つべきと、まとめています。

「当たり前のことを徹底する」
「徹底する水準を、どんどん上げていく」

新しさは全くないのですが、結局、何でもこういうことなのかもしれません。
行政サービスも同じです。 「そのサービスの対象者の満足を上げるための努力を(予算内で)徹底する」ということが繰り返されないといけないのでしょう
市長に大事なことは、根気、執拗さということでしょうか、笑。

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